テープLEDを使った室内灯について

当店では独自に中国からテープLEDを輸入して販売しております。一般的な8mm幅の物も取り扱っておりますが3mm幅のものも取り扱っています。3mm幅のテープLEDは現在20cmに切って加工したものを当店オリジナルのM-LITE 駅舎照明キットで使用しておりますのでそれと同じ物を1mの長さになっているものも販売しております。8mm幅のテープLEDは5mの長さの物を販売しています。

3mm幅テープLEDです。片側に電線がはんだ付けされています
8mm幅のテープLEDも取り扱っております。
8mm幅と3mm幅のテープLEDの比較です。幅自体は違いますがLED3個毎にカットラインが入っていたりと仕様は一緒です。

当店にて販売しているテープLEDは一般的なテープLEDと同じですので仕様も同じです。
1. LED数は1mあたり60個
2. LED3個(5cm)毎にカットして使用可能
3. DC12V駆動
4. LEDサイズは8mm幅が3528、3mm幅が2012です。

現在当店では白色と電球色を取り扱っております。商品はこちらのリンクより当店オンラインショップでお買い求めいただけます。
3mm幅テープLED 1m (白色)
3mm幅テープLED 1m (電球色)
8mm幅テープLED 5m (白色)
8mm幅テープLED 5m (電球色)

店頭やイベント時にテープLEDをお買い求めいただいているお客様やM-LITE製品をお取扱いただいている一部店舗さまからテープLEDを使用して室内灯を作られているという話を伺っているので当店でも実践してご紹介したいと思います。各自での作業が必要になりますがコストパフォーマンスの面でかなりのメリットが出ると思われますのでチャレンジされてみるのもいいかと思います。

それではテープLEDを使って室内灯を試作していきます。
まず、テープLEDには極性があります。+と-を逆に接続すると点灯しません。室内灯として使用する場合は車両の進行方向が可変のためどちらの極性であっても点灯することができるようにする必要があります。そこで必要になりますのがブリッジダイオードになります。市販のブリッジダイオードではテープLEDの幅よりも大きくなってしまうため当店では極力サイズ感の合うブリッジダイオードをご用意しております。
ブリッジダイオードもこちらから購入可能です。
M-LITE BD01 小型ブリッジダイオード

小型ブリッジダイオードです。

この小型ブリッジダイオードは外寸法が約3.5mm x 3.8mmとなっていて秋葉原等の電子部品販売店でも売っていないサイズのものです。小さいですが整流容量が1Aありますので室内灯に最適です。

ブリッジダイオードを含めた部材を用意します。今回は試作ですので当店にあった電線やサンプルのリードフレーム等を使用していますがお客様が入手できる部材をご用意ください。車両のサイズに合わせてテープLEDをカットしますがNゲージの車両の場合10cm程度になるかと思います。

部品をはんだ付けしていきます。ブリッジダイオードの極性とテープLEDの極性が合うように注意が必要です。はんだ付けしたものが以下の物です。

テープLEDとダイオード以外にも通電板替わりのリードフレームと電線をはんだ付けしてあります。
電気を通すとテープLEDが点灯します。

テープLEDは元々DC12Vで動作するものですので通常タイプのパワーパックの場合明るさが十分にならない場合もあります。PWM制御タイプのパワーパックなら比較的低出力でも点灯させることができます。今回はKATOのパワーパックSX(PWM制御)で点灯試験を行った動画でご確認ください

次に完成したものを車両に取り付けてみます。両面テープ等で固定してください。

車両に取り付けた状態です。両面テープで固定しています。

こちらを線路に乗せてテストしてみたものが下の画像になります。パワーパックSXのツマミは中間の位置にしてあります。長さが10cmと少し短いため車端部の明るさに少し難がありますね。15㎝の長さに切って取付を調整した方が良かったかもしれません。この辺は店頭でサンプルを是非ご確認いただきたいと思います。

今回は簡単なテストだけでしたが上級者の方は3mm幅のテープLEDを2本を寝台車等に入れて通路側と室内で違う色を表現されていたりするということですので幅広い使い方があるかと思いますので是非ご検討ください。

なお、こちらが8mm幅のテープLEDにブリッジダイオードをはんだ付けした状態の画像です。点灯状態のものも併せてどうぞ(パワーパックSXのツマミ半分の出力状態です)。


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