KATO201系用LEDライト基板のご案内
既に本ブログでも開発中の内容を紹介させていただいていたKATOの201系用LEDライト基板ですがこの度開発が完了しましたので正式にご案内させていただきます。発売のご案内ではありませんので製品発売まではしばらくお待ちいただけますようお願いします。
品番はM-LITE LBNK07Aです。価格についてはまだ未定ですが現在販売しているKATO用のライト基板各種と同等になる予定です。部品については全て現在当店に集まっており、生産発注後に中国の委託先に送る予定になっております。
それでは製品紹介です。LEDは前回の投稿でも紹介しましたが4種類の中から最適なものを選択いたしました。下の製品画像を見ていただきたいのですがLEDのレンズの部分が半透明になっております。LEDの光は直進性が強いので通常ですと照射角も狭くなるのですがレンズを半透明にすることである程度光を拡散させています。ただし、半透明にすればいいというものではありません。今回テストした4種類のLEDのうち2種は拡散度合いの異なる半透明レンズタイプでしたがこのライトケースに適切なLEDを選んでメーカーさんに生産していただきました。また、今回のLEDライト基板を開発するに当たって重視したのがカスタマイズ性です。もちろん純正基板から本製品に入れ替えるだけで所定の目的は達成できるのですがライトの点灯状態に更にこだわりたいというお客様のご希望も考慮して追加工しやすいように設計しました。
本製品の基板の外形は純正と同様となっております。一番の特長は基板上に追加のはんだ用のランド(パッド)を設置しているところです。当店はLEDライト基板だけではなく配線済みチップLED等も取り扱っておりますので別途追加していただくことでこだわりのライトユニットに仕上げていただきたいと考えました。現在当店では1005サイズの配線済みチップLEDのみを販売しておりますがLBNK07A発売と同じタイミングもしくは発売前に当店オリジナルの無極性LEDの配線済みバージョン(既に発売しているLMNPWHは基板と抵抗付きですので仕様が異なります)も発売予定ですのでこちらも併せてご使用いただければより実感的な点灯状態のライトユニットを作ることができます。
まずは取付状態です。ライトケース取付時にはヘッドライト用LEDを曲げていただく必要もあります。また、取付後も位置を微調整していただくことで光の当たり方を調整いただけますが正直なところ大きな変化はありません。なお、仕上がり基板厚さの問題から基板取付の際にライトケースの一部のツメがはまらなくなる場合もありますが車両に取付ができれば特に問題になりません。
次の画像は私が試作してみたカスタマイズ版です。配線済みチップLEDの無極性と白色を基板にはんだ付けしてみました。取付前に前面種別表示器を白くさせるためプリズムのテールライト用LEDが当たる部分は黒く塗って遮光処理を行いました。遮光処理をすることでテールライト点灯時も白色の前面種別表示器がきれいに点灯します。また、白色チップLEDを後進時に点灯させるようにしたものを乗務員室内に取り付けることで乗務員室灯を再現することもできます。画像では私が電線を短くしすぎたことから少し無理がありますがお客様にて適切に加工いただけると良い具合になるのではないかと思います。
最後に車両搭載状態での点灯状態となります。
本製品ですが製品発売前に一部の販売店様にサンプルを提供する予定です。当店でももちろんご確認いただけますがその他販売店様でも実物をご覧いただけるかと思います。発売についての詳細が判明次第またご案内いたしますのでご検討の程よろしくお願いします。
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