新商品のご案内 (LBNK14A)

いつもありがとうございます。

この度新商品を発売することになりましたのでご案内します。従来ですとこちらのブログで紹介してから販売を開始するのですが今回だけはTwitterで簡単に紹介したうえ先日のさいたま鉄道模型フェスタでの会場販売を先に行いましたので改めて発表いたします。

M-LITE LBNK14A – 電球色LEDライト基板 KATO製食堂車用 Type 1

本製品はKATO製の一部の食堂車に対応したLEDライト基板です。主としてE26系カシオペアに含まれる食堂車マシE26-1を対象として開発いたしました。マシE26-1ですが現在の発売ロット分でも車内のテーブルライトには電球が使われています。本製品と入れ替えることで明るいLEDを使用したテーブルライトにすることができます。また、北斗星などに仕様されているスシ24にも対応取付可能ですがスシ24については生産時期により電球のものとLEDが最初から使用されているものがあるようです。本製品は1個1両分で1800円（税抜）となります。

製品の外観ですが今まで当社が発売してきたライト基板とは若干異なります。これは本商品の対象車両に取り付けられているライトが裸電球の状態であるためです。元々車両に取り付けられていた電球と本商品の比較画像も添付いたしますが基板が無いただの電球がテーブルライトのプリズムにはまっている状態ですのでこの電球並みのサイズの基板を制作する必要がありました。

通常ですとこの手のライトの場合は室内灯と同じように進行方向問わず点灯させるためダイオードを1～4個実装してブリッジダイオードにするのですがプリズム内の電球用スペースの小ささからこのサイズの基板には実装することができません。このため当店では既に使用している無極性LEDを使った基板を考案いたしました。ただ、当時当店では白色の無極性LEDしかありませんでしたので本商品のために同じLEDメーカーさんに電球色の無極性LEDを生産していただくことで商品化することができました。

十分な明るさを確保するために基板上には2個の電球色無極性LEDを実装しております。また、LEDの配置もずらして配置しております。最初の試作では並べて実装したのですが光の拡散具合に私自身が納得いかなかったので少しでも光を拡散させて遠くまで届けられるようにLEDの配置を調整しました。これにより単に2個並べた時よりも光が拡散するようになりました。

取付ですが、内装を全て分解する必要がありますので当店の今までの製品と比べると難易度が高くなります。簡単ではありますが交換手順を紹介いたします。

ボディを外し、ボディと床下パーツに分けます。

床下にネジ止めされている台車を外します。

床下パーツと内装パーツを分離します。

内装パーツを2つに分けます。

テーブルライトプリズムに貼り付けられている光拡散用のテープを外した後にテーブルライトのプリズムを取り出します。プリズムには電球が装着されていますので電線をほどいて電球を取り外します。

電球が入っていた場所に基板を取り付けます。取付前に基板に付いている電線を折り曲げておきます。こうするとテーブルライトプリズムに入れやすくなります。

後はテーブルライトプリズムに電線を巻き付け、組み戻していくのですが光拡散テープを貼る前にライト基板が水平に取り付けられているか確認してください。斜めになっていたりすると光の拡散に影響が出ます。

北斗星のスシの場合は若干楽になります。まずはボディを外します。

台車を外します。

床下と内装パーツを分離するとテーブルライト及びプリズムにアクセスできるようになります。

ライト基板を取り付けた後ですが、ライト基板がプリズム内に収まっていることを確認してください。北斗星のスシの場合、基板がはみ出ていると床下にあるウエイトと接触してショートする可能性がありますので組み戻す前にご確認ください。

取付が終わりましたら点灯確認を行ってください。正常に取り付けられていればLEDにより明るく点灯いたします。

先日のさいたま鉄道模型フェスタで先行販売させていただき好評をいただきましたので引き続き当店店頭及びオンラインショップでの販売を開始いたします（オンラインショップ販売ページはこちら）。問屋様経由一般流通も後日開始いたしますのでお近くの店舗様にてお求めいただけるようにもなります。どうぞよろしくお願いします。