アーバンライナーplus 中間運転台用LEDライトキットのご紹介

いつもありがとうございます。
週末の間は東京ビッグサイトでの鉄道模型コンテスト会場内当店ブースまで沢山のお客様にお越しいただき感謝いたします。

コンテストは終わりましたので次の当店出店イベントはJAMコンベンションとなります。既にTwitterではご案内いたしましたがJAMコンベンションにて発売予定のアーバンライナーplus中間運転台用LEDライトキットを紹介させていただきます。地域性がある商品ですので残念ながら埼玉にあります当店店頭では全く話題になりませんが実車の沿線に近い皆様にはこちらから発信してお届けしたいと思います。

本商品ですがTOMIX製のアーバンライナーplusに対応いたします。対応する中間運転台車両はTOMIX 98988/98292に含まれております。製品の構造上T車にしか対応できませんので大変申し訳ないですがM車には取付することが出来ませんので予めご了承ください。

今回の製品ですがM-LITE LBNT08AUBと名称も特別に設定いたしました。既に多数のライト基板を発売しておりますがUBとすぐわかるようになっているかなと思います。当店でもお買い求めの際は「UBのライトキット」とお申しつけいただいて構いません。

製品ですがライト基板、透明パーツ、遮光スペーサーで構成されています。それぞれのコンポーネントの説明をいたします。

ライト基板
今回は初めてオレンジ色の標識灯が点灯する車両ですので当店で過去に発売しましたGM製名鉄車両用に採用しました2色LED（黄緑/赤）をベースに橙/赤のものを特注で生産していただきました。導光プリズムまでは用意できませんでしたのでそれぞれ独立した光源を割り当て、ヘッドライト用に電球色LED2個と標識灯・テールライト用の2色LED2個を基板に実装しています。また、通電用のリードフレーム（通電板）も今回は小型の別のタイプのものを採用いたしました。

透明パーツ
純正では1枚板のパーツがはめ込まれていますがこれにライトを当ててしまうと透明パーツ全体が光ってしまいます。また、このパーツを加工しようとすると代替の分売パーツもなく実際に加工したところ非常に壊れやすいので今回は当店にて代替パーツを開発いたしました。3分割にして遮光処理をしていただくことで透明パーツからの光漏れをかなり抑えることが出来ました。今回は生産数量等も考慮してアクリル板を切削加工するという形で生産を行いました。

遮光スペーサー
基板に実装されているLEDは高さがあり、基板を透明パーツに直接接触させてもLEDの周囲の隙間から光漏れしてしまうため基板に付けるスペーサーも開発いたしました。こちらは厚紙をレーザーカットしたものです。

取付について
取付の際には比較的簡単ではありますが以下の加工が必要となります。
1. スペーサーの貼付
2. 透明パーツ遮光処理
3. 床板加工

遮光スペーサーの貼付
ライト基板に遮光スペーサーを貼付ます。スペーサーは紙製ですので糊や木工用ボンドで十分接着できるかと思います。ライト基板中央に抵抗が実装されておりますが干渉しないようにスペーサーでは抜いてありますのでライト基板とスペーサーの横幅を合わせて貼って頂きます。

透明パーツ遮光処理
透明パーツをそのまま使用されると光漏れしますので遮光処理をしていただきます。特に断面の部分を黒や銀等で塗ってください。遮光処理が終わった透明パーツを車両に取り付けます。切削加工で製作しておりますので一部パーツが嵌りにくい場合もあるかと思います。その場合はやすり等で少し削っていただければと思います。

床板加工
ライト基板を取り付けるために床板の一部を切除していただきます。プラスチック用ニッパー等で床板端部約3mm程度を切ってください。

ライト基板の取付ですが床板とウエイトの間にリードフレーム（通電板）を差し込むという形での取付になります。比較的簡単に取付・取外しができるため基板にはON/OFFスイッチはありません。ライト基板の物理的な取付・取外しでスイッチ機能代用としてください。

最後にボディを戻していただければ完了です。完全に光漏れしないというわけにはいきませんがかなり抑えることができていると思います。ぜひお楽しみください。

本製品の価格は1セット税抜3600円となります。JAMコンベンション後は当店の従来製品と同じように当店店頭及びオンラインショップでの販売と一部店舗様での先行販売（昨年販売したGM製車両用標識灯付ライト基板と同じような感じになるかと）を行った後で問屋様を経由しての一般販売という流れになります。ある程度の数量は用意しておりますが売切れとなった場合は再生産まで少しお時間をいただきますのでご了承ください。